童謡 // Nursery rhyme

懐かしさ満載!
しみじみと振り返る
童謡の世界

たもや更新が当初の予定よりも遅れてしまっておりました。
今回のテーマは、みんなのうたなどでお馴染みの「童謡」をテーマに振り返りながら諸々書き綴りたいと思います。とはいっても私自身、両親の影響で幼少期はほとんど「みんなのうた」なんかを聴いて育たなかったため、学校で歌った記憶にある曲などでない限り、あれこれ聴いても思い入れがないというか、懐かしいという感覚をそこまで感じることができなかったということが今回残念に感じた点のひとつ。

だからこそ、あえて今回のテーマにて掘り下げてみたいと思ったのだが、まぁこれがなかなか思い出せないし、曲を絞ることに時間が異常にかかり、本当に難しいと感じるテーマだった。笑

今回は、童謡をただ単純に挙げていくのはつまらないので、カバーやアレンジが加えられた作品と同時に振り返り、アレンジされたことによって垣間見える新たな童謡の魅力や一面を探しながら進めていきたいと思う。曲のセレクションする時点でも個人的に既に面白いと感じる発見が色々とあったので知らない世界を発見したようで楽しかった。

【童謡】待ちぼうけ

作詞:北原白秋と作曲:山田耕筰の童謡、待ちぼうけ。あんまりポピュラーではないのか、有名な童謡で検索しても挙がってくることが少なかった・・・??まずは、実際の童謡を聴いてみましょう。(原曲じゃないかもしれませんがご容赦ください。)

 

よく、童謡の意味を知ると怖いということを耳にしたりするが、この楽曲の意味を調べてみたところ、なかなかドキッとするような内容で面白かったので書いてみる。

歌詞の内容はこのようなもの(超絶簡潔Ver.)⇢農民がいつも通り畑作業をしていたら、畑の中にあった切り株に野うさぎがぶつかり首を折って死んでしまった。そのうさぎを持ち帰りその晩はご馳走を味わった。努力せずご馳走を食べられたということに味をしめた農民は、普段の畑作業をほっぽりだし、またうさぎが切り株にぶつかるのを待った。そのため季節が変わってしまった頃には作物は育たなかった。というもの。待ちぼうけというのはこの農民の行動のことだろう。

この歌詞から読み取れるのは「成功したことで有頂天になるな」というような内容かと思われる。ついでに言うと浅草寺のおみくじにはこんな事が書いてある。
「大吉が出たからといって油断をしたり、また高慢な態度をとれば凶に転じることもあります」この歌の意味を理解した時に、まさにこれだ!って思った。油断することや一瞬の喜びに安堵してしまわないことを改めて教えられたような気がして、いい曲だなぁなんて思ってしまったり。笑

さらに、待ちぼうけについて調べたのもきっかけがあって、童謡のカヴァーアレンジを色々を聴いてみていたらめちゃくちゃかっこいいバンドを見つけてしまった。童謡とか民謡を最高におしゃれなポストロック・ミュージックへと斬新にアレンジしてしまうキヲク座というバンド。すごくかっこいいのにまだあんまり認知されていないのかな?

 

原曲はさすがに普段聴きは難しいけど、キヲク座のアレンジはついつい普段聴きしちゃいたくなるくらいかっこいい!推してる自分も既にもうアルバムリピートして作業しちゃっています。笑
MVの雰囲気も可愛いし、他の曲も「え?こんなアレンジしちゃうの?」って驚きの連続だったので気になった方はぜひ聴いてみてください!(プレイリストにも入れています~)

【童謡】グリーングリーン

単純に同じ単語を2度繰り返すものは脳が記憶しやすいって傾向があるからだけなのかもしれないけれど、童謡といったら個人的にグリーングリーンが真っ先に思い浮かんだのでチョイス。まずは、実際の童謡を聴いてみましょう。(原曲じゃないかもしれませんがご容赦ください。)

 

1963年にアメリカ合衆国のフォークグループである、The New Christy Minstrelsによって歌われたものであるが、この歌詞の解釈については諸説あるのは有名な話。

これについては人によってさまざまな見解があると思うので、主観については語らないでおくが、1960年のベトナム戦争があったこと、そして歌われた1963年当時、アメリカでは南北戦争以来の人種差別問題へ関心が集まっていたと言われている。

終戦した1975年4月30日のベトナム戦争終戦までに、アメリカでは60,000人近い死者を出したことで、反戦運動も加熱へ。そんな中で伝統や制度など、既成の価値観に縛られた社会生活を否定することを信条とし、自然への回帰を提唱するヒッピーと呼ばれる人々が爆発的に世に広まり、ヒッピー文化が生まれたということも記されている記事も多く存在する。

このような背景などから、この曲に関しては自由な解釈ができるので、気になった方は個人的に調べてみたりして欲しい。

やや暗い背景を感じさせるグリーングリーンだが、Cana from Sotte BosseのCanaさんによるさわやかな声と爽快でポップなアレンジのグリーングリーンはまた違ったカラーを感じられるカヴァー作品。

【童謡】赤とんぼ

長渕剛さんじゃないです。笑 童謡のほうです。笑
どちらも有名な曲過ぎるからって間違えそうですね。笑
それにしても、この赤とんぼ…大人になって聴くと哀愁漂いまくりのアダルティな雰囲気がぷんぷん。すごいしんみりした曲に聴こえるのが不思議。子供の頃はこんな風に感じなかったのになぁと。それではさっそく原曲を聴いて頂きましょう。

 

三木露風と山田耕筰によって制作されたノスタルジックな童謡。童謡とはいえ、やはりアダルト臭がぷんぷんである。

風情を感じる名曲であるが、おとなになって聴いてみたところ心を打たれたのはこれだけではなかった。既に意味をご存知の方には重ね重ね(?)申し訳ないのだが、赤とんぼのさまざまな背景を知ると、切なさを通り越し少し心をえぐられてしまうような感覚になってしまった…つらみ。

歌詞中にあるかわいがってくれた血縁関係のない子守娘、姐やとの良き思い出や子供時代のことなどに、三木露風が物思いに耽っている寂しそうな背中がチラつくのである。笑

涙を誘うのは、この美しい旋律と童謡に多く見られる日本固有のヨナ抜き音階がまたいい意味で歌詞と共に自然に心にすっと入ってくるあたりもややセンチメンタルにさせる魅力ではないだろうか。

 

坂本龍一大貫妙子タッグの名作であるUTAU収録されている赤とんぼが個人的にすごく大好きなのでシェアしてみます。一人でゆったりとお酒をゆっくり愉しみながら、または寝る前などにリラックスタイムにまさかの童謡をフラットに、より完全ストレスフリーでしっとり心地良く楽しめる。実際はそんなにおしゃれな聴き方はしていないけども。笑

【童謡】メリーさんのひつじ

こちらも実に有名な童謡である「メリーさんのひつじ」
子供の頃に歌った記憶が誰しもあるのではないだろうか。こちらの歌詞に関しても都市伝説的な感じで怖いだのなんだのと色々な噂があるが、実話からきている童謡である説が個人的には濃厚かなと思っていて、幼き兄弟がおこした可愛らしいいたずらから生まれた子供向け童謡の1曲として認識している。まずは原曲からどうぞ。

 

おちゃめな兄弟のいたずらからなる楽曲だと仮に仮定して、子どもたちに親しまれてきたメリーさんの羊だが、日本のキーボーディストでありエンターテイナーのH ZETT Mさまの手によってアレンジされたナンバーとなれば、奇妙奇天烈摩訶不思議の世界観とミックスされた新感覚のメリーさんのひつじを楽しむことができる。これを聴くと表現の自由である音楽の可能性を更に感じる事ができるのではないだろうか。



何度も観ても意味不明すぎてちょっと笑ってしまうのだけど、大人になると何でもかんでも理由が必要になるのはなんでなんでしょうね。この動画内で子供の笑い声が聞こえてくるのを聴くと、正解なんてないのかもしれないなと表現の自由や創造の自由など忘れかけていた部分に刺激を受ける感覚がある。

彼の演奏や表現をみていると、くだらないことや鉛筆が転がるだけで腹を抱えて爆笑していたような小さい頃の記憶や思い出が頭に浮かんだりする。自然に歳をとっただけのはずなんだけど、随分頭が固くなったなぁなんて思ったりして、表現をオープンにしていくことや探究心をもっと型にはまらず自由にやっていこうと考えを改めるきっかけにもなった。

 

今回のテーマにフォーカスしてみたところ、海外からの輸入曲(?)が多いのは当たり前なんだけど、面白い童謡は別の国でもないのかな?と思ってちょうど出会ったのが、お隣韓国の「おしゃれなトマト(멋쟁이 토마토)」という童謡。独特な歌詞とメロディーがなかなか中毒性があって尖りまくっていたのでここでもご紹介します。ご興味がある方はぜひ聴いてみてください。

童謡作品に関しては、本当にいろんなアルバム作品が出ているので、興味があったらぜひ色々と調べてみてほしいですし、詳しい方にはぜひ色々と教えていただきたいと思います。

私が知ってるなかでいうと、ひとつはにほんのうた 第一集 –  第四集。こちらの作品に関しては、本当に素晴らしいメンツ揃いで色々な童謡のカバーが収録されているのでおすすめ。個人的には特にキリンジの埴生の宿あたりはシブいですね。笑 ただ、サブスクリプションサービスではほぼ配信がないのでCDをGETして聴くというのが今の時代ややハードル高い方もいらっしゃるかもしれません。

他にもUAうたううあというアルバムとか、ピチカート・ファイヴ野宮真貴さんなどが参加しているLingkaran for Babyなどなど、多くのアーティストが関連作品を出していたりします。アーティストのカラーやアレンジが加わって懐かしさだけじゃない童謡という楽曲の一面が楽しめるので、これまで記憶にあった曲のイメージが塗り変わったり、新鮮さを感じたりできるのではないかと思うので興味がある方はぜひ耳にしてみて頂きたい。

ついでに、今回童謡を色々聴いていたら面白い作品を色々見つけたのでシェアさせてください。笑 閲覧する際は電車の中等でニヤニヤしないように気をつけてください。

① ココリコ遠藤章造のクセがありすぎる「大きな古時計」

 

② Snuffという海外のバンドによるお弁当箱の歌。カタコトの日本語にジワジワ来る。→ https://www.youtube.com/watch?v=7eH9pWUyFX8

▼ This week’s Select Music