Noodle // ヌードル

愛され続ける日本のカップヌードル
歴代CMソング偏愛セレクション

1971年に日本に発売されてから、現在まで日本国民に愛され続けているカップ麺。その代表の一つとして日清食品さんの「カップヌードル」が挙げられるが、これまでの歴代CMソングの数々は制作者の輝く選曲センスとこだわりが詰められたものが多いという印象があったので、ややにわかながら今回は、日清 カップヌードル歴代CMソングの中で個人的に印象に残っている楽曲を勝手にセレクトさせていただこうと思います。

私自身も調べるまでは知らなかったんだけれど、日本で(というか世界で)1番最初に発売されたインスタントラーメン(即席めん)はというと1958年8月に発売の、安藤百福によって開発された日清食品さんのチキンラーメン。

日本人なら多くが親しみを感じる味であり、もはや全世界から多く愛され、まだまだ成長をし続けているカップヌードル業界。その、これまでの成長劇をCMソングと共に振り返りながら、カップヌードル ありがたみを再認識したいと思います。

Get Up(I Feel Like Being a)Sex Machine /
James Brown
CUPNOODLE MISO(1992)

先日、両親に日清のカップヌードルで特に印象に残っているのはあるかという質問してみたところ、「あの、ほら!JB出てたやつ!」と教えて貰ったこちら。「いやw それw そっくりさんでしょう?ww」 と若干疑わしい気持ちで検索してみたら、本物のJBで驚いた。

おまけにカップヌードルみそのCMということで、日本人には最も知られているであろうJBの名曲 Sex Machineの「get on up」をミソッパ !カニッパ!とガチで歌い上げる偉大なファンクの父。笑 この意外性に多くの人が驚いたはず。そもそもカップヌードルみそ味があったなんていうのも知らなかったので、なぜ消えてしまったのかと残念に思うばかりだ。(追記:調べたらリニューアルして販売していました!)

※こちらの動画はCM Verではありません。

 

このCMを見つけて、ジワジワときたポイントは(ミソミソ)(カニカニ)というコーラス部分。このコーラスを従え大胆かつファンキーに歌い上げる大ボスの姿には思わず笑ってしまった。笑 

この数年前にも、1989年頃にターミネーターでお馴染み、あのシュワちゃんがどデカイやかんを持ち、カップヌードルのCMに登場したらしく(両親談)なかなかのキャスティングとそのこだわり抜かれたCMの企画力の凄さは、過去も今も変わらずぶっちぎりで尖っていてかっこいい。

And I love You / Mr. Children
NO BORDER 希望 編(放送禁止)(2005)

2004年頃からスタートしたカップヌードルのCM、NO BORDERシリーズ。その中でもこの希望編であるミスチルAnd I love youは個人的にはとても好きだったというか、まだ未熟ながらに色んなことを考えさせられたCMだったためとても印象に残っている。

「戦争や少年兵を認めるようなCM」「子供に銃を持たせるなんて不謹慎だ」といったようなクレームがあったため、公開されて間もなくして放送禁止になってしまった。

個人的な意見になってしまうので一部の方々にはもしかしたら不快感を与えてしまうかもしれないが、今の時代、何かを主張するということはあまりにも勇気というものが必要だ。人の数だけ、それぞれの考え方や捉え方がある。それはもちろん当然のことだと思うけれど、なぜ誰よりも勇気を出して訴え問題解決を促そうとする人ほど名指しで批判されてしまうんだろう。

顔の見えない誰かに批判されるのはいつも勇気を出した側だ。簡単に批判する側はほとんどが匿名で顔をさらされることなく見事に守られた上関係のない人たちが自由に意見できるような世の中になってしまっているのはなぜだろう。それぞれに意見を持っているのは自由だと思うが、あまりにもモラルのない発言が多いと感じてしまうことがあまりにも多い。そして特に、臭いものには蓋をするかのような意見がちらほら見られ、それにもすごく違和感を感じてしまう。

※こちらの動画はCM Verではありません。

 

このCMを見た時私はまだ何もわからない子供だったけれど、子供ながらにとても感動した記憶がある。

それはわからないながらに、食に境界線はない、人にも境界線はないというメッセージ、そして日清食品という会社がこのCMをきっかけに国民に知って貰いたいメッセージ性にとても希望を感じたから。カップヌードルのCMという作品の中で何ができるのか、という企画した方々の想いの中にポジティブな未来への希望や願いを感じたからだ。日本でしか放送されないCMだとしても、この小さい国日本から一歩ずつできることを考えよう、1人ではできないけれど1つの国からならばできることがあるかもしれない。

もちろん、過去を忘れてはならないし忘れられないものだ。だが、今を生きている私達がどう過去と真剣に向き合い考えるべきなのか。今を生きる私達が過去から命を繋いでくれた人へできることは、未来をどうよりよいものにしていくか考えることが必要なのではないだろうか。そういう前向きな希望を与えてくれたCMだったのではないかと思っている。 賛否両論あるかもしれませんが、少なくとも私はとても感動したCMの1つです。

Virtual Insanity / Jamiroquai
この味は、世界にひとつ。編(2010)

1980年代にイギリスのクラブシーンから派生しジャズ・ファンクやソウルの影響を受け生まれたダンスミュージック的な立ち位置のアシッドジャズというジャンル。(と個人的には勝手に認識をしている)アシッドジャズの定義自体は人によって様々な捉え方があると思うので、そこはご自由にどうぞ。

90年代にこのアシッド・ジャズというジャンルが爆発的に流行り、その中でも代表的なバンドのひとつとしてJamiroquaiが挙げられるのではないだろうか。

1992年のデビューから26年経った今でもバリバリの現役、そして圧倒的人気を誇るバンドJamiroquaiの楽曲であるVirtual Insanityが、2010年に「この味は、世界にひとつ。シリーズ」の第二弾CMとして日清カップヌードルのCM曲に起用された。ちなみに第一弾はMISIAの「Everything」。MISIAに何歌わせてるんだww そしてこの「この味は、世界にひとつ。シリーズ」はJamiroquaiに続き、超豪華なアーティストへと続いていくのだがセンスが良すぎることと併せて、お腹を抱えて爆笑できるおもしろさがとても素晴らしいCMで大好きだった。記憶にある方も久しぶりにご覧になってみてはいかがでしょうか。笑

※こちらの動画はCM Verではありません。

 

Jamiroquaiをちゃんと聴いたことがないという方でも、この曲は絶対に1度は耳にしたことがあるのではないだろうか。

このCMでも非常にコミカルなのが、Jamiroquaiのボーカル、ジェイ・ケイ(Jason Kay)が日本語で「腹減った」と歌うシーン(歌っているのは本人ではない、と思うが似ている。笑)。あまりの衝撃に、きっと当時のCMが印象に残っているという人も多いはず。

この楽曲自体は1996年発売のもので、97年頃にSONYのMD ウォークマン(今の若い子たちは知らないかな?笑)のCMにも起用されている。⇢ http://www.sonymusic.co.jp/artist/Jamiroquai/info/342138

記念撮影 / BUMP OF CHICKEN
HUNGRY DAYS シリーズ アオハルかよ。(2017)

2017年6月19日から放送されたHUNGRY DAYS シリーズ アオハルかよ。
皆さんの中でもまだ記憶に新しい作品なのではないだろうか。このシリーズで起用されたのがカリスマバンド、BUMP OF CHICKENの「記念撮影」

2006年頃から開始された大友克洋を迎えたアニメーションプロジェクトFREEDOM PROJECTで起用された宇多田ヒカルの「This is Love」もめちゃくちゃかっこいい!と感動したのだけれど、アオハルシリーズもとっても素敵でした。

※こちらの動画はCM Verではありません。

 

「すべての人に青春がある」ということをテーマに制作されたアニメーションCM。そもそもカップヌードルのCM自体が、過去より「青春を応援する」というスタンスを打ち出してきたということにも意外だった。かっこいいなぁ。 参考:アキバ総研 さん

魔女の宅急便から始まりごく普通の高校生にて完結したアオハルシリーズだったが、やはりこの楽曲と描写がとてもマッチし、CMで表現される訴えやメッセージを考えずにはいられない印象的なCMだったように思う。

今回は、カップヌードルの歴代CMを振り返りながら、特に印象的だった楽曲を振り返ってみたのだけれど、実はカップヌードルのCMだけでいうと個人的にダントツで好きなCMがある。それは1999年頃に恐らく放送されたと思われる、永瀬正敏さんが出演していたカップヌードルのCM。「ベルリンの壁崩壊」とかジョン・レノン、オノヨーコ夫妻と一緒にカップヌードル食べてるCMなどなど、かなり秀逸な作品。20世紀カップヌードルシリーズ。これもやや不謹慎とか言われる類みたい…。

これについて色々検索していたら、こんな記事を発見!とても興味深い記事だったので勝手にシェアさせていただきます。⇢ 宣伝会議 アドタイさん https://www.advertimes.com/20160421/article223143/

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